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実証性をもとに新たな視座を求めて研究活動する HISTORY VISITOR ASSOCIATION

『東洋史訪』report『東洋史訪』30号(2023年5月)

  • NEWS 機関誌『東洋史訪』第30を刊行しました。(2023年5月) 青色部分をクリックすると紙ベースと全く同じ冊子をダウンロードできます。
『東洋史訪』30号(2023年5月)
【論文】
諸葛亮攷-「三顧の礼」と「北伐」― 上谷 浩一(1)
阿倍仲麻呂による外交姿勢と8世紀日唐関係の再構築 張 維薇(12)
中臣鎌足の対唐・朝鮮政策 ―倭国外交を「日本国」外交に転換しようと考えた男― 後藤 芳春(25)
日本占領時期海南島統治における強権と技術の相互依存・矛盾・相克と崩壊 ―海南島鉄道修築をめぐる日本軍と企業の関係― 趙 從勝・李 浩博(31)
基隆港における社船ステベドアの形成(1896~1908) 齋藤 尚文(43)
福昌公司による青島港築港工事と同港拡張計画 井上 敏孝(55)
【研究ノート】
米国由来の歌曲「旅愁」からみた東アジア地域の文化交流 秦 兆雄(70)
1970 年代後半台湾における高齢者福祉の転換点 ―陳秉璋・詹火生論文「社区発展と老人」の検討を中心に― 今井 孝司(88)
世代別特徴から見たコミュニケーションに関する一考察 山下 聖人(96)
【翻訳】
林玉茹著『「家は福建 (あっち)、店は台湾(こっち) 」-清朝と日本統治下、台南郊商許蔵春の選択―』 森田明・朝元照雄(102)
中共中央文献編輯委員会編『胡耀邦文選』(抜粋翻訳Ⅱ)新地 比呂志(151)
【追悼文】 難波安彦先生追悼文 松田 吉郎(162) 〔会則〕・〔執筆要領〕〔彙報〕・〔編集後記〕 (166)

『東洋史訪』29号(2022年6月)
【論文】
植民地台湾の港湾荷役合同問題と内地政局   齋藤 尚文
山東省の水産業に関する研究         高 克文
壺蘆島における近代的港湾の建設計画   井上 敏孝
【研究ノート】
大和王権と茨田連一族に関する一考察    後藤 芳春
ちんどん業界の衰退理由と大阪ちんどん屋業界構造の考察   今井 孝司
【翻訳】
林 玉茹著「政治、エスニックグループと貿易―18 世紀海商団体郊の台湾における出現―」森田 明
中共中央文献編輯委員会編『胡耀邦文選』(抜粋翻訳Ⅰ)  新地 比呂志
【書評】
趙従勝著『海南島農業近代化研究』(中文版/日本語による書評)  新地 比呂志
【追悼文】
南埜猛先生追悼文    松田 吉郎





『東洋史訪』28号(2021年5月)

【論文】
 日本の統治と朝鮮漁業   ―「香椎漁場」をめぐる諸問題―           藤井 賢二
 洪武帝の対日政策  ―高麗政策の動向に焦点を当てて―            蔭木 原洋
 
4コママンガ」・「歌」・「擬人化」を取り入れた教員養成課程における歴史学習

    ―非対面型授業における教育的効果と課題―                 井上 敏孝
【研究ノート】
新発見「李訓墓誌」と遣唐使                                  李 広志
中華民国台湾省編入直後の救済事業と社会保険 
        1945年から1950年を中心に―                  今井 孝司
【翻訳紹介】
譚 徐明 著「中国水利の歴史的展開―近代行政体制の変革と現代水利への変遷―」 森田 明

『東洋史訪』27号(2020年6月)
【論文】Ⅰ 民国プロジェクト
 巻頭言  新地比呂志
 第1章     蔡元培と北京大学                     陳瑜
 第2章     中国における商業ポスターの実態            田島奈都子   
 第3章     民国時期寧波の水利事業について            松田吉郎
 第4章     日本占領時期海南島初等教育の政策と実像        趙従勝
 第5章     上海港改良技術会議と揚子江河口における砂州について  井上敏孝
 第6章     民国時期における浙江省の海外移民変遷史        鄭楽静
 第7章     国共内戦直前期における儲安平の政治思想        新地比呂志
                            
【特別寄稿】
 台湾史研究事始めをめぐって―「八堡圳」研究の今昔           森田 明

【論文】Ⅱ 自由投稿
胡煦の易学中の納甲思想とその意義について                余仕麟・張允昇

【研究ノート】
1950年代台湾の社会政策―社会保険と人民団体管理を中心に―       今井孝司
文化の違いが日本文学の翻訳作品の注釈に与える影響について        呉金霞 
                      

『東洋史訪』26号(2019年5月)

【論文】
鈴木書店と台湾パイン缶詰産業
 ─台湾鳳梨缶詰株式会社の設立と事業─         斎藤尚文
徐訏と彼の政治小説『悲惨な世紀』             励儲
台湾銀行による重要農産物への投資配分          
 ─明治期の精糖・米作を中心に─            今井孝司
「アジアの港」と「短歌づくり」を用いた社会科・地理歴史科授業開発に関する一考察
                            井上敏孝
【研究動向】
潭徐明著『中国古代物質文化史、水利』の刊行によせて   森田明

【エッセイ】
日本留学記                       陶雪璐
日本での留学生活「一期一会」              馬春燕

【参加記】
中国の学会・研究会参加記                横井香織



『東洋史訪』25号 (2018年6月)

【論文】
知識構成型ジグソー法を用いた教員養成大学における授業開発に関する一考察    
  ―「外国史概説」における授業実践例―                           井上敏孝
鈴木商店の台湾糖輸送事業への参入について                          齋藤尚文
【研究ノート】
中国東部における少数民族教育と日本語教育事情について
   ―通遼市と内モンゴル民族大学の場合―                         呉金霞
【書評】
松田吉郎著『寧波の水利と人々の生活』(汲古書院、2016年)                  上谷浩一

齋藤尚文著『鈴木商店と台湾 -樟脳・砂糖をめぐる人と事業-』(晃洋書房、2017年3月)     井上敏孝
【エッセイ】
韓国1983年晩夏のひとこま                                 今井孝司

【参加記】
台北大学「國家政策與經済發展―近代東亞政治經済發展脈絡的再險視」シンポジウム報告     新地比呂志

 機関誌『東洋史訪』第24号

(2017年3月31日) 青色部分をクリックすると紙ベースと全く同じ冊子をダウンロードできます。

機関誌『東洋史訪』24号 2014年3月31日

 【論文】
   『周仏海日記』に見る南京汪精衛政権前史の考察              新地比呂志

    少数民族大学の日本語教育における「トリリンガル教育」の関係―内モンゴル民族大学を例にして―                                         呉金霞

    清朝期台湾における築港事業―劉銘伝を中心に―               井上敏孝     
【研究ノート】
   台湾と海洋文化の絆   ─交易について─                  黄麗雲
【書評】
   新地比呂志著『陳公博の革命イデオロギー「民生主義革命」論の形成と崩壊』(晃洋書房、2016年)
                                         趙従勝                       

【エッセイ】
   ―自は土佐の山間より―                       曽根脩平

機関誌『東洋史訪』23号 2016年3月31日に第23号を刊行
【巻頭言】新地比呂志
【論文】
 中国における族譜の教化機能について ─明清時代を中心に─     周芳玲・陳鳳     
 日本軍占領下の海南島の初等教育                  趙従勝
 朝鮮における築港事業
  ─韓国財政顧問目賀田種太郎の業績と呑吐分散方針を中心に─    井上敏孝
 教育の南方進出─昭和10年代台湾の学校教育の様相─          横井香織
 鈴木商店の海運事業
  ─南満州汽船株式会社を中心に─                 斎藤尚文
【研究ノート】
 冊封使琉球 ─徐葆光を中心に─                  黄麗雲
 寧波の茶会について                        松田吉郎
 『革命評論』第1期にみる施存統の思想                新地比呂志
【書評】
 松田吉郎・新地比呂志・上谷浩一編著『中国の政治・文化・産業の進展と実相』(晃洋書房)
                                  後藤芳春
 東山彰良(本名・王震緖)『流』~直木賞受賞を読む         二宮一郎
   ─台湾と中国、そして日本を考えるきっかけになる青春小説─
  
【メッセージ】鈔暁鴻 陳文添 李広志 北波道子 李明仁 南埜猛 二宮一郎 薛化元 
       楊建華 やまだあつし 
【松田ゼミ】2015年日本東アジア専攻大学院研修団に参加して     米田成希
【史訪会小史】史訪会をふりかえって                 松田吉郎 



機関誌『東洋史訪』22号 2015年3月31日に第23号を刊行
【論文】
   満州事変期における陳公博の「転向」                 新地比呂志

   1939年~1945年海南島における日系企業の農業開発          趙従勝

   台湾総督府のマラリア防遏事業と衛生思想の普及            曽根脩平
     ─台湾大地震を契機にして─

   「造龍舟」について ─台湾造船師訪問─               黄麗雲

  【研究ノート】
    国共内戦期における儲安平の政治思想の変遷と解放の受容       新地比呂志

機関誌『東洋史訪』21号 2015年3月31日
【論文】
中国国民党改組派の消長とその分析 ―内部崩壊を視点に―        新地比呂志
台湾の面貌と文化考察 ―歴史、地理、祭祀など―            黄麗雲
台湾総督府高等農林学校林学科の教員構造と
台北帝国大学理農学部との関連性                    謝明如
還らぬ巡礼脚僧 ―能海寛の行動と思想についての考察―         張彦萍
「裏日本」における民間航空事業について                井上敏孝
【研究ノ―ト】
四川省西充県の謝侯廟について                     松田吉郎
伊沢修二の台湾教育構想 ―混和主義を中止に―             揚村剛
日本植民地時代台湾の障害児教育                    高橋泰佳
鈴木商店の台湾進出 ―進出時期と「樟脳先物取引騒動」の再検討」―   齊藤尚文
台湾兵器献金募集に関する美談                     澤田裕貴

【書評】
松田吉郎編著『日本統治時代台湾の経済と社会』(晃洋書房、2012年11月) 松田吉郎

【研究紹介】
胡英澤著「梁を引いて汲むに用いる」 ―明清黄土高原日常生活用水研究―  森田 明



 



史訪会会員による著書(新刊)
横井香織:
『帝国日本のアジア認識-統治下台湾における調査と人材育成』
                                 岩田書院2018年10月
本研究は,近代日本最初の植民地である台湾におけるアジア調査と南進のための人材育成事

業の実態や特質を解明することを通して,植民地支配の諸相を調査と教育という視点から描

きなおすことを試みたものである。


斎藤尚文『鈴木商店と台湾 -樟脳・砂糖をめぐる人と事業-』
晃洋書房、20173

三井・三菱とならぶ世界的商社へと急成長した鈴木商店は、台湾進出を契機に巨大な資本蓄積・事業拡張を遂げた。本書は進出目的となった樟脳業と最大の事業であった製糖業に焦点をあて、これまであまり語られてこなかった台湾における鈴木商店の事業展開を明らかにする。

松田吉郎『寧波の水利と人びとの生活』2016年10月、汲古書店:

『寧波の水利と人びとの生活』は2005年に開始し、2010年まで継続した科研寧波プロジェクトの成果である。松田吉郎は寧波の它山堰水利、広徳湖水利、東銭湖水利、水の娯楽を述べ、小野泰は広徳湖と楼异について述べ、南埜猛は建国後の寧波の水利及びダム建設から見た寧波の水利を述べ、森田明は神戸在住華僑呉錦堂による故郷の慈恵県杜湖・白洋湖の改修事業を述べた。文献記録だけでなく、現地調査の成果が盛り込まれた論文集である。

新地比呂志『「民生主義革命」論の形成と崩壊 陳公博の革命イデオロギー』2016年3月
陳公博の革命論「民生主義革命」はまさに「社会主義的」革命論であった。「民生主義革命」論がどのようにして形成され、どのように崩壊していったかを考察し、「民生主義革命」論の本質を明らかにした。研究の今日的意義と同時に今後の研究の展望を示した。

鄭楽静『日本温州籍華僑華人社会変遷研究』2015年、科学出版社
1910年代から今日に至る日本温州籍華僑華人社会に焦点を合わせその社会の変遷過程について考察した。近年日本で公開された外務省記録の解読に基づき、日本温州籍華工商社群の形成と崩壊の変遷を分析した。また改革開放以降の赴日者について分析し、その現状について考察した。 
 

松田吉郎 『明清時代華南地域史研究』2004年、汲古書院
明清時代(14~20世紀初頭)の華南地域の広東、台湾を社会経済史的に考察した。特に広東の郷紳支配、倉庫と善堂による米穀流通、土客械闘にみられる郷紳支配構造、台湾の水利事業と一田両主制度の関係を解明した。  

松田吉郎『台湾原住民と日本語教育―日本統治時代台湾原住民教育史研200412月、晃洋書房

日本統治時代台湾原住民教育史を通史的に明らかにした。平地における国語伝習所から「蕃人公学校」における教育、山地における撫墾署・辨務署から警察による「蕃童教育所」教育の理念と実相を解明した。特に山地における原住民教育は「知育を第二、徳育を第一」とする方針の下、国語・実科教育中心に行われていたことを明らかにした。 


松田吉郎『台湾原住民の社会的教化事業』2011年11月、晃洋書房
日本統治時代の台湾原住民に対する教化事業を仏教布教師による教化事業、授産、農業講習所、国語講習所、国語演習会、青年団、自助会及び阿里山ツオウ族の戦前・戦後に分けて述べた。特に「蕃人」公学校・「蕃童」教育所卒業生、及び未就学の老人に対する教化事業によって日本語能力が向上したことを明らかにした。


【藤井賢二 論文リンク】
藤井賢二氏 論文・記事(竹島問題・近現代日朝および日朝関係史)(最新情報)
①藤井賢二「サンフランシスコ平和条約の領土条項と竹島 1951年の交渉経緯を中心に」(公益財団法人日本国際問題研究所内の領土・主権・歴史センターのウェブページに202110月7日掲載)

https://www.jiia.or .jp/jic/ryoudo-takeshima.html

②藤井賢二「竹島はなぜ韓国に不法占拠されたのか」(『治安フォーラム』28-2 立花書房 2022年2月)

https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/pref/takeshima/web-takeshima/takeshima04/takeshima04-1/index.html

③藤井賢二「韓国の竹島領有主張と「太政官指令」」           

(公益財団法人日本国際問題研究所内の領土・主権・歴史センターのウェブページに2022年3月31日掲載された『竹島資料勉強会報告書「明治10年太政官指令」の検証』第8章)

https://www.jiia.or.jp/pdf/research/R03_Takeshima/01-08.pdf

④藤井賢二「韓国社会科教育における竹島問題と「太政官指令」」(同上報告書第9章)

https://www.jiia.or.jp/pdf/research/R03_Takeshima/01-09.pdf

⑤藤井賢二「竹島問題に関する1996年の韓国の主張について平和条約をめぐって

(『島嶼研究ジャーナル』11-2 島嶼資料センター 2022年3月) https://www.spf.org/islandstudies/jp/journal/

⑥藤井賢二「『花房義質関係文書』で覆る韓国の「太政官指令」に関する主張」

(島根県Web竹島問題研究所のウェブページに2022年4月15日掲載)https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/pref/takeshima/web-takeshima/takeshima04/takeshima04-1/hanabusa-dajoukan.html?msclkid=5ec815e7d06211ecb64dcab4f802d493

【追加:藤井賢二論文 一覧(2022年3月~2023年7月)】


藤井賢二氏 論文・資料  (竹島問題・日韓漁業問題)以前掲示済みの論文・記事リンク集)  


 

『東洋史訪』投稿規定・執筆要領

下記のファイルをご覧ください。
    投稿規定・執筆規定



その他 会員の論文リンク

趙従勝:

  
1939~1945における日本人の海南島調査
  
中華民国時期海南島の調査・開発について─農業近代化の視点から

蔡龍保:

  産、官合作下的殖民地經營─以日治前期鹿島組的在台活動為例(1899-1926)

  日治時期台灣總督府之技術官僚-以土木技師為例

新地比呂志

  『陳公博における「民生主義革命論」の形成と理念そして挫折』
  『陳公博における革命理念の特質─中間勢力「施存統、譚平山、鄧演達」との比較をとおして』 
  





共同執筆『中国の政治・文化・産業の進展と実相』

活動報告写真

20153月2日 刊行

内容一覧 (執筆者)

史訪会事務局

〒673-1494
兵庫県川辺郡猪名川町伏見台
           3-1-42
アジア探訪研究所内:
事務局長:白井征彰
(Shirai Masaaki)

Male: m05223b@yahoo.co.jp